051204-m Cytoまつり(みか姐のぺえじより)



**今日のお茶**

.
+12月4日+

朝6時半に電話が鳴る。
あ、言っときますけど、それで起きたんじゃないからね。
すでに起きてましたからね。ええ。ほほほ。

電話の主は歌の生徒さん。
今日、お仲間の集まりで本番があるのだ。
「朝早くにすみません・・・」となんだか、かすれ声。
どーしたの??

「声が出ません。。。」

ええええ?
なんで?なんで?
びっくりして質問攻めにするみかちび。

「いつから出ないんですか?」
「今朝、起きたらです」
「昨日はどのくらい練習しました?」
「40分です」
「ムリしましたか?」
「いえ、してません」

うーん。。。
何が原因だろう。。。

「生理は?」
「先週、終わってます」 
「昨日、寒いところや乾燥したところで歌った?」
「いえ、特別には・・・」
「喉、痛いですか?」
「全然痛くありません」

うーん。。。

「昨日の夜までは出てたんですよね?」
「はい」
「起きたらいきなり出なくなった?」
「はい」

うーん。。。

「昨日、夜ご飯食べてから寝るまでの行動を詳しく言ってもらえますか?」
「ごはん食べてから、CDを聴きながら楽譜を見て、コンタクトを外して、お風呂に入りました」
「ふんふん」
「スウェットに着替えて、タオルを首に巻いて、ベッドに入りました」
「ふんふん」
「でも寝られなかったので、日本酒を飲んで」

はっ?

「あの、眠り薬代わりに上善水如を飲んで」
「ちょっと待って。どのくらい飲んだの?」
「えっと、楽譜を見ながら飲んでたら、4合ビン空いてしまって・・・」

どっかーん!!
それだよそれだよっ。
何ちゅーことをしてくれたんだいっっ。

「それね。日本酒のせいだから。
 アルコールで声帯がむくんで、ついでに声帯を引っ張る筋肉が二日酔いだから。
 出るわけありません」
「ええー、どうしましょう・・」

どうしましょうじゃないんだよおおお。
いいかげんにしてくれよおおお。
まだ寝不足の方がいいんだよおおお。

くらくらしつつも、頭を回転させるみかちび。
平日ならばお医者さんに行って、喉に直接ヴィタミン剤注射してもらうんだが
そういうわけにもいかないし。こりゃアルコール抜くしかないなあ。。。

「本番は夕方ですよね?」
「はい」
「じゃあ、とにかく熱いお風呂にガンガン入ってアルコールを抜いて下さい」
「わかりました」
「それから、もし、おうちのそばに健康ランドがあったら、サウナに行ってもらえるといいんですが」
「ありますあります!」
「じゃあ、サウナに行ってください。ただし、喉をやられるのでマスクしてサウナに入ってください」

そういうと、生徒さんが「あのお」と言いよどむ。
なに?

「全裸にマスクでしょうか?」

う。そ、そっか。。そりゃまずいか。近所だとウワサになるわな。。。
えーと、では濡れタオルで口元を覆ってもらえばいいです。はい。
やれやれ。

みかちびはもう一眠りするはずが、時間がなくなってしまい、大慌てで家を出る。
ところが、人身事故で電車が止まっており、ようやく動き出して乗り換えたら今度は車両故障。
JR!いいかげんにしろ〜!

ぶーぶー文句垂れながら教会に行き、途中抜けして今度はDちゃんの本番へ。
そのあたりから頭がガンガン痛くなって肩が凝り、吐き気がしてくる。ううー。気持悪い〜。
途中何回も出たり入ったりしながら聴き、またもや途中抜けして今度は九段会館へ。
荷物が重い〜〜。頭が痛い〜〜。外は寒い〜〜。

再びぶーぶー文句垂れて九段会館に着くとおなじみのお友達の顔を見て、元気になる。
今日はヴィオラのSくん&コントラバスEさん夫妻の
【みんなの期待を裏切って、よく1年間もちましたねパーティー】である。
(別の言い方をすると、結婚式を入籍1年後にやるということなんだけどさ)

みかちびたちは2次会からの出席だが、
案内状には「出席の方はお名前と楽器の種類をお書き下さい」とあるぐらいで、
とにかくみんなでなんか弾いてお祝いしましょう、ということらしい。

会場に入ると譜面台と楽譜と楽器が山のようになっている一角があり、
そこでみんなが弾きまくっている。すんごいねえー。

今日の仕切りはホルンのJさんだが、じっとしていられないヴィオラのSくんは、新郎だと言うのに
いつのまにか一緒になって仕切っている。わっはっは。根っからの「首謀者タイプ」なんである。

みかちびとDちゃんは、お歌でお祝いする事になっているので、それまでお酒はじっと我慢。
みんながワインやビールを飲んでいるのを横目にお茶とウーロン茶である。えらい!

アルコール飲んでも大丈夫な人もいるだろうけれど、みかちびはダメ。
それに、やっぱり繊細な表現はアルコールを飲むとできなくなるから飲みたくない。
シミオナートもルートヴィヒも、「歌を歌うこととはワインをあきらめることです」とおっしゃっておられる。

さっさと歌って飲みたいな〜、と思うも、ガンガン頭痛がひどくなってきて耐え切れなくなる。
仕方ない、今日はワインを諦めるか・・・。そう思うと歌う順番もどうでもよくなる。ははは。

だらだらしていると、Jさんが「みかちび、結婚行進曲弾いて」といきなりのご指名。
は?なになに?楽譜は?「ない」・・・あらー。

とりあえずピアノのところに行き「何調?」と聞くと「Cdur」というので、はいはい了解、とスタンばる。
オケ軍団も一緒に弾くらしい。ふむふむ。
出だしはワグナーかと思いきや、マラ5の冒頭部分で笑いを取る。お約束ね。はいはい。


席に戻って、お久しぶりのヴァイオリンのOちゃん、Sちゃんにご挨拶。
「本番お疲れ様でした」とSちゃんに言われ「え、何で知ってるの?」とびっくりすると
このHPを読んでくださっているらしい。ありがとうございますです。
イギリス館なかなか行けなくてすみません。今度なんかあったら誘ってください。よろしくです。

Dちゃんとの二重唱はオケで伴奏してくださるとのことで、わらわらと人が集まってきて
びんびん鳴らしまくって下さる・・・が、最後はオケ崩壊でありました。わっはっは。
オケで歌うのはきもちよかーです。

えーとえーと、来年はちょいといろんな計画をしているのでよろしくです。
ヴィオラのSくん!ちゃんと話を持っていくのでレスポンスは「お早く」お願いしますだ。ぺこり。

歌い終わって戻ってくると「あーこれで飲める」とDちゃんがビールを飲んでいたが
みかちびは結局飲めず。頭が痛いよおお。ううー。

そして、Sくん夫妻に関するクイズでみごと2位に食い込むみかちび。
1位は、TeaSalonによく書き込みをしてくださるヴァイオリンのSさん。
TDLのペアチケットをゲット。どなたと行くんでしょ。むふふん。

みかちびはヴーヴクリコのシャンパンロゼをいただきました。ちょーうれしい〜〜。
お祝いに飲む事にしますね!いやーんいやーん、とってもうれしい。

みかちびは基本的にビンゴ大会やくじ運など、その手のものには強い。
昔、バブルのころに地上げ屋と結婚した知り合いの2次会でダイヤの指輪をゲットした事もある。
(その子は半年ぐらいで離婚したけど。ちなみにその指輪はなんかのバザーに出した。ははは)

しかし、こういうものの運に強いと、違うものの運が弱くなるらしい。
なにかしら?ね。何運が弱いのかしら。うーん。。。(考えない事にしよう)


最後の全員合奏はそりすべり。(音が出ます)
Sくんが気を配ってくれて、なんと楽器が弾けない手持ち豚さんのみかちびに鈴パートをまかしてくれた。
そりすべりの鈴だよ!最初のしゃんしゃんしゃんしゃん、だよ!重要なんだよ!

興奮しつつ、ベルトをぴしぴし言わせている鞭パートの新婦(ってのもすごいな)と
カルメンでタンバリンを叩いて下さったウッドブロックパートのKさんの間に滑り込んで楽譜を確認。
しかし、叩き方がわからない。楽器を見たのも初めて

すると、Kさんが「鈴を逆さに持ってこうやって叩くんですよ」と教えてくださるので思い切り叩いたら
いたいっ!!

思わず飛び上がると、「あのおお、木の部分を叩いたらそりゃ痛いですよ」と呆れられる。
わーっはっは。そっかそっか、持ってる手を叩くのか。むははは。すんませんね、無知なもんで。

笑いをこらえながら、オーラスの大合奏。みなが楽器を持って集合。すごい数!
大人数で演奏するのはとっても気持ちがいい。
ああー、楽しいなあ。楽器が弾けたらきっともっと楽しいんだろうなあ。
いいなあー。弾けたらいいなあー。

うらやましい気分を抱えつつ、家路へ。
頭のガンガンは治らず、駅からはよれよれとタクシーでご帰還。
「ちゃんと歌えました〜〜」との生徒さんのメールにほっとしながら、
ゆっくり珈琲を飲んで長い一日を振り返るのでありました。


 
 これは何の曲の時だっけ?忘れた。。。ごく一部の人たちです。

 普通の結婚式でこれだけの人数で演奏してもらおうとしたら
 いったいどれだけの経費がかかることか。贅沢だわあ。

 これから結婚予定の関東在住の若者の皆様。
 JさんやSくんと仲良しになっておくことをお勧めします(笑)
  




TOP


お問い合わせは、こちら まで。